飯縄山登山

今日は飯縄山登山!

 

この日のために、学校では春から毎朝散歩をして体力づくりをしてきました。9月に入ってからはコースを少し長くして坂道を上るようにしました。夏休みにはそれぞれ毎日運動するように表を作りもしました。

 

先生たちでは、年齢・体力差に幅のある子どもたちを引率するにあたって、どこを目標として、どの子もいやな思いや悲しい思いをしないように持っていくか、こんな場合こうならないか、その時はどうするかなど、何度も話し合いを重ねてきました。

 

子どもたちとも事前に目標を決めました。


話し合って「全員で頂上を目指す」ではなく、それぞれに、自分の目標の到達地点を決め、「一歩でも自分がもうだめだと思う限界より先に進む」ということを目標に掲げました。

 

当日は登山のガイドさんだけでなく、ボランティアの先生にもお願いしたり、お母さんも行かれる人は一緒に行って、万が一事故やケガがあった場合にも対応できるように、出来る限りの体制を整えました。

 

その結果、不安があったにもかかわらず、全員が登頂できました!

 

去年のクロスカントリースキーでは、途中で動けなくなってしまった子に合わせて目的地に行くのをあきらめただけでなく、その子をどう動かすか、先生も保護者も苦心したことを思うと、彼が山を登りきるほどの体力と、何より気持ちの強さを持てるようになったことに、感無量です。

 

他にも、不安を抱えていた子も、途中弱音を吐きそうになった場面もあったけど、結局荷物を持ってもらうこともせず、甘えたい気持ちも自分の力で乗り越えました。

 

出会う景色や草花に驚き感動し、冗談を言い合い笑い合い、苦しさも疲れもあるけど、登山ってなんて楽しいんだろう、素敵なんだろう。
みんなもそう思ってくれたかな。

 

天気にも恵まれ、暑すぎず寒すぎず、朝はかかっていた霧も晴れて素晴らしい眺望も楽しめ、本当に山の神様に歓迎してもらった気がします。
みんなのこころにも、また一つ、大きな自信と勇気をもらったね。

 

ガイドしてくれた杉山先生、ありがとうございました!